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WGHとは

WGHとは小麦グルテン加水分解物(Wheat Gluten Hydrolysate:
ウィートグルテンハイドロライセイト)の略称です。
小麦の主要タンパクであるグルテンを酵素的に加水分解したペプチド
です。
グルテンが小麦の主要タンパクであることから「小麦ペプチド」、また
小麦グルテンが機能性アミノ酸であるグルタミンの豊富なタンパクで
あることから「グルタミンペプチド」とも呼ばれています。

WGHは小麦のめぐみ WGHとアスリート
WGHと生理機能 グルタミン
WGHは小麦のめぐみ
小麦に含まれる、たんぱく質(グルテン)は、機能性アミノ酸である「グルタミン」を豊富に含んでいます。WGHは、小麦グルテンを酵素的に加水分解したペプチドで、機能性アミノ酸「グルタミン」を豊富に含有するとともに、小麦ペプチド独自の機能性も有しています。 WGHは運動後の筋肉損傷を抑える作用を始め、免疫機能の向上などの作用が確認されています。
WGHとアスリート
WGHには、グルタミン源としての生理機能と、WGHに固有の生理機能があります。 グルタミンは、トレーニング後のグルタミン・レベルの低下を抑えて、筋肉増強・免疫力維持を図るために、海外のアスリートやボディビルダーに人気のサプリメントです。 WGHには、炎症性組織障害を抑制する効果や、NK活性を高める効果があることが報告されています。特にアスリートを用いた順天堂大学・澤木教授らの研究により、運動後にWGHを摂取することで、炎症性筋障害によるクレアチンキナーゼの上昇を抑制できることが報告されています。
WGHの生理機能
WGHの生理機能としては、筋損傷抑制効果、運動後の血清インスリン濃度の上昇、NK活性、血圧調 節、慢性肝炎の軽減、免疫機能の向上などの働きがあります。 経口摂取されたタンパクやペプチドは消化管内で消化され、主に小さなサイズのペプチド(ジ-あるい はトリペプチド)として吸収されますが、より大きなサイズでも吸収されることともあります(14)。 これらのペプチドは吸収された後、体内で固有な配列を持ったペプチドとして生理作用を発揮すること があります。 WGHに固有の生理機能は、ほとんどが日清製粉グループで製造されたWGHについて検討されたものですが、以下のものが報告されています。

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WGHの生理機能としては、オピオイド作用、血圧調節機能、抗ストレ
ス作用、NK活性上昇、慢性肝炎の軽減、筋損傷抑制効果などがあり
ます。
こうした生理機能は、グルタミンとは別の、WGHに固有な機能である
ことが明らかになってきています。

1) オピオイドペプチド

2) ACE阻害ペプチド

3) ラット水浸拘束ストレス軽減作用

4) NK細胞の活性化

5) 肝障害抑制作用

6) 筋傷害抑制作用

グルタミン
グルタミンというのは、体内に一番多く存在するアミノ酸で、 消化管や免疫細胞などターンオーバーの早い細胞のエネル ギー源になっています。 グルタミンは、通常、筋肉で作られて全身へ供給されています。

怪我をした場合や、激しい運動を行った場合には、免疫細胞が活性化し全身のグルタミン消費量が増えます。
すると筋肉の供給能力が追いつかなくなって、全身のグルタミン・レベルが下がってしまいます。
グルタミンは体内で合成されるので必須アミノ酸ではありませんが、こういった場合には、補給する必要があるということで準必須アミノ酸(Conditionally Essential Amino Acid)とされています。
全身のグルタミン・レベルの低下は、免疫細胞の機能低下を引き起こすとされ、大怪我や手術などの際にグルタミン補給が行われています。
多くの報告を網羅的に解析したメタ・アナリシスにより、グルタミンを補給することで、手術後の感染性合併症が低下し、入院期間が短くなることが報告されています。
アスリートが激しいトレーニングを行うと、運動による筋障害と全身のグルタミン消費量の増加が同時に起こるので筋肉は疲弊してしまいます。こういう状況では、筋肉の自己修復機能もグルタミン供給機能もストップしてしまいます。
合宿で連日激しいトレーニングを行うと、食べているのに体重(筋肉)が減ってしまったり、合宿終了後に体調が崩れて風邪を引いてしまったりといった経験は皆さんお持ちでしょう。
これは全身のグルタミン・レベルが保たれていないために、筋肉の修復機能(更には増強)も、免疫機能も落ちてしまうためであると考えられています。
あまり激しいトレーニングを続けすぎると、慢性的に体調がすぐれず、パフォーマンスが低下した状態になってしまうことがあります。こういった状態をオーバートレーニング・シンドロームと呼びます。
オーバートレーニング・シンドロームでは全身のグルタミン・レベルが低下していることが多くの研究により指摘されています。
海外でアスリートやボディビルダーにグルタミン・サプリメントが人気なのは、トレーニング後のグルタミン・レベルの低下を抑えて、筋肉増強・免疫力維持を図るのが目的です。
しかし、グルタミンには、水に弱いという弱点もあります。水中では次第に分解してしまうのです。しかも熱を加えると分解は加速します。だから粉末状グルタミンというサプリメントはあっても、グルタミン・ドリンクというのはありません。
この弱点はペプチドになっていれば問題になりません。WGH中に豊富に含まれるグルタミンは、ペプチドになっているので安定です。ですので、WGHは経口摂取が困難な患者さんのための経腸栄養剤にグルタミン原料として使われてもいます。グルタミンを強化した経腸栄養剤は免疫力増強用とされ、Immunonutritionと分類されています。


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